酒母の育成段階で生米を使用すること、
酒蔵に住み着き 野生化した酵母と乳酸菌の働きを生かすことが
特徴で、全国でもこの古典的な製造技術をもつ蔵元は
ほとんどありません。

本品は 発酵した「もろみ」を漉さずにそのまま瓶詰めしております
ので、「飲む」と言うより「食べる」ような感覚のお酒です。
ボディと上品な酸味があり、スッキリとして口当たり良く、
溶解・軟化した米粒が口中で新鮮な感じを与えてくれます。
昭和7年~平成12年、蔵は奈良県神社庁様の委託を受け
「新穀感謝祭」のお神酒として この濁酒を約1800本お造りし、
伏見稲荷大社など県内・近県の神社にお納めいたしておりました。
当時 濁酒が完成すると、蔵にお祀りしている神様に
感謝と報告を兼ねて 毎年11月中旬に完醸祭(かんじょうさい)を
行いました。

平成12年 濁酒の仕込み後の休造を機に、
平成13年より他社様にお神酒造りをお願いすることとなりました。

しかし、伝統ある「水もと仕込み」の製造方法を絶やすことなく、
後世にまで受け継いで行きたい―との思いもございました。
この思いををご理解下さった地酒専門店の方々のお力添えのもと、
蔵再開2年目の平成16年より濁酒の仕込みを再開させて頂く運びと
なり、そして それまでのお神酒用にのみ製造させて頂いていた
濁酒を製品化させて頂くことになり、今に至っております。

金鼓 御神酒ラベル(肩貼り)
金鼓 御神酒ラベル
奈良の地酒 金鼓/大倉
約600年前に奈良市郊外にある
菩提山 正暦寺(ぼだいせん しょうりゃくじ)において創製された
酒母のこと。
現在普及している速醸もとや生酛もと系酒母の原型であると
考えられています。
水もと
水もと仕込み 濁酒
金鼓 伝承水もと仕込み 濁酒
   
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案内MAP

「新穀感謝祭」は、
宮中での「新嘗祭・にいなめさい」にあたります。
「新嘗祭」とは 11月23日(今の勤労感謝の日)に
天皇が神々に新米を供え、
またご自身でも召し上がる、
その年の収穫を感謝する祭儀のことです。

←金鼓・濁酒「御神酒」ラベル
金鼓 伝承水もと仕込み 濁酒(春)
金鼓 伝承水もと仕込み 濁酒(秋)
春濁酒は毎年5月に蔵出し致します。
[生]1.8リットル/720ミリリットル
[火入れ]はございません。

金鼓 伝承水もと仕込み 濁酒(春)
原材料 : 米・米こうじ
アルコール分 : 12.0度以上13.0度未満
原料米 :岡山県産アキヒカリ100%
精米歩合 :70%
日本酒度 : -30前後
酸度 / アミノ酸度 : 3.0前後 / 3.0前後
酵母 : 自社蔵付き酵母
もろみ日数 : 15日
美味しい飲み方: ◎冷酒 / ◎やや冷   

生・火入れタイプとも
□1.8ℓ / 2,700円(税込)
□720mℓ / 1,350(税込)



もろみの発酵が落ち着いてから、瓶にお詰めしておりますが、
商品の特性上、瓶内では微発酵が続いております。
生タイプの開栓時はご注意下さい。
少しずつ瓶内の発酵ガスを逃がしながら、時間をかけてゆっくり
開栓して下さいます様お願い申し上げます。


「金鼓 伝承水もと仕込み 濁酒」は限定流通商品です。
県内のお取扱い店様はこちらから。
県外のお取扱い店様につきましては蔵までお問合せ下さい。
金鼓 伝承水もと仕込み 濁酒(秋)
濁酒
について
濁酒
以前は新穀感謝祭のお神酒としてお造りしていました。
濁酒
掲載された記事をご紹介させていただきます。
2000. 5.13.
奈良新聞紙上で「水もと」による濁酒造りが紹介されました。
2006.12.
「水もと仕込み」が奈良テレビで紹介されました。
奈良テレビ放送『気になる時間』で
「日本清酒発祥の地 奈良で造る酒」と題した放送がありました。
大神神社や正暦寺とともに、当蔵の「水もと仕込み」による
濁酒造りの工程や歴史を紹介させて頂きました。
昭和7.10.1.以降(年は下記の「新嘗祭の神酒醸造」より推測)
新聞社は不明

2010年の秋、濁酒の仕込みを始めさせていただいた頃、
蔵内から この切抜きを見つけました。
初代勝治さんの奥様すへのさんが大切にしまっておられたようです。
本文はこちらから。
「大美和」72号 昭和62.1.1.発行
年に2回、1月と7月に発行されている大神神社の社報「大美和」72号に
寄稿された、元県社寺課長 松本様の論文の一部です。
敗戦により社格や様々の制度が廃止、改められ、
著しく様変わりして行く中、当時(昭和62年)まで引き継がれ
実施されているものの一つが新嘗祭の神酒醸造である―
と記されています。
しかもこれは松本様が在職中にはじまったことなのだそうです。

一部抜粋させて頂いております。こちらから。



本文はこちらから。
文中、先代も「水もとによる濁酒造りは昭和3年頃から。」と
おっしゃていて、醸造開始年度を これまではっきり知ることが
出来ませんでした。
今回、上の2つの資料から、正しくは昭和7年から―だと
分かりました。ここでお詫びし、訂正させていただきます。

せっかく新聞に載せていただけると言うのに、先代は普段どおり
ジーパンに草履姿でした。